寝起きの際に後頭部から首・肩にかけて激しい痛みに襲われることがあります。一般的に“寝違え”と呼ばれる症状のことです。痛くて右は向けるけど左は向けない。ひどい場合は頭痛、めまい、吐き気などの症状が出ることもあります。
この“寝違え”の原因となるのはその時の体調や環境により様々です。さて、痛みの原因はなにか。
血流の低下
寝相が悪く寝返りなどをしなかった場合、筋肉の血流が低下し筋痙攣(キンケイレン)を起こし、首の後ろにある関節周りの袋に炎症反応がでる。
疲労の蓄積
頭は成人で5〜6kg程度の重さがあります。荷物を持ち上げるだけでも、首周囲の筋肉を使います。このように疲労が蓄積され、寝ている際に寝返りを取らず硬まった筋肉のまま起き上がろうとした際に、首の後ろの関節、靭帯に痛みが生じる。
枕との相性
どんなに寝る体勢を変えても毎朝首が痛くなることがあります。そんなときは枕を変えてみるのもいいでしょう。成長や筋肉の変化により、10年以上同じ枕を使っていたにもかかわらず、枕が合わなくなることもあります。
新しい枕を購入するか、バスタオルを枕に巻く、などをして高さを変えてみると症状が緩和されることも。
痛くなってしまったら
首が痛いうちはなるべく動かさないようにしましょう。薬局などで売られている湿布を貼るなども有効になります。
それでも、痛みが落ち着かない場合や「早く治したい!」のときは、からだ元気整骨院・鍼灸院(初台、西荻窪)にお任せください。痛みの原因を評価し、手技療法・鍼施術などで痛みの軽減をしていきます。場合によっては、テーピング、置き鍼も行います。