2019年6月25日
/ 最終更新日時 : 2019年8月16日
オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)
症状
小学生~中学生の成長期に膝のお皿の下に痛みを生じてくることをいいます。
特に、スポーツ選手に多く見受けられます。競技としては、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど飛んだり、跳ねたり、またはボールを蹴る動作等、膝に負担のかかる行為の繰り返しにより生じてきます。軽度の場合だと日常生活では痛みはないが、スポーツを始めると痛みが再発してきます。重度の場合、何もしなくても痛みを感じます。
原因
成長期の場合、身長が伸びる=骨が伸びていることになります。骨の伸びる速度が筋肉より早いため筋肉の付着部(膝の下)に痛みが生じます。
セルフケア
痛みが強い場合は、アイシングをしましょう。症状が軽度の場合は、大腿部前面のストレッチも有効になります。
それでも治らない場合
骨にヒビが入っていたり骨折の可能性があるので、まずは整形外科に行ってレントゲンを取りましょう。骨折の心配がないようでしたら当院へお越しください。
重度の場合は、マイクロカレントと呼ばれる微弱電流を流しながらアイシングをおこない炎症反応を抑えます。また、場合によっては鍼施術を行い治癒力を高めることも行います。
軽度の場合は、ハイボルトと呼ばれる電流を流した後、手技療法をおこない大腿部前面の筋肉を緩めていきます。
その後、スポーツ現場に復帰するにあたり、テーピング・ストレッチ・ウォーミングアップなどの指導もおこなっております。